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柔らかい言葉と言葉
おめでとう (新潮文庫)
おめでとう (新潮文庫)
川上 弘美

あーう、今月体壊して何もやる気がおきません。
ついでに読書もできていません。
しかも明日ゲームの発売日だからますます読書ができません。
駄目駄目だなあ……。
まあ駄目な人が読んだ本の感想ですがよろしければどうぞ。(何か足あとの友達申請もしたよ。こんな過疎化しているブログでも読んでくれる人がいるのはいい事です)


川上弘美さんの小説は、とりとめのない言葉で綴られたとりとめのない話が多いです。前の「竜宮」のファンタジーとはまた違ったとりとめのない文章で書かれた短編集がこの「おめでとう」でした。

柔らかい言葉で書かれた柔らかい文章。
その文章は柔らかいのに、書かれている内容は辛かったりしんどかったりする事です。

このオブラートで包まれた言葉は何だろう。すごく心地いいです。例えば「冷たいのが好き」と言う不倫愛のとりとめのない会話。例えば、ダブル不倫の家族ごっこ。
これらは本当にとりとめもなく、心の琴線に触れるのに、何かが始まる訳ではない。ぬるま湯にぷかぷか浮かんでいる気分になりました。
姫つつじ | プレビュー | comments(0) | trackbacks(0) |
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