[PR] アクセス解析 有川先生お帰りなさい | そめいよしの並木公園
CATEGORIES
ARCHIVES
SELECTED ENTRIES
RECENT COMMENT
RECENT TRACKBACK


ブログでブームはブロモーション



リンクシェア アフィリエイト紹介プログラム

懸賞・小遣い ちょびリッチ






<< そして、悲劇は再び巡り来る | main | 反撃ののろしを掲げ >>
有川先生お帰りなさい
シアター! (メディアワークス文庫)シアター! (メディアワークス文庫)

アスキー・メディアワークス 2009-12-16
売り上げランキング : 291

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
有川先生、お帰りなさい。
この方、本屋でバイト時代、「図書館戦争」が異様に気になって、立ち読みした瞬間に即購入したと言う経歴の方です。
この方の文が、話がとにかく好きです。

ラノベ作家を豪語しながら、いい意味でラノベで、いい意味でラノベじゃない話を書き続けてくれる人。
最近ラブコメ作家が定着してしまい「違うのよー、ラブコメはあくまでおまけで、ラブコメが先生の本分ではないのよー」と言いたかった中、久々にメディアワークスに登場。
嬉しかったです。

何より嬉しかったのは、やっぱり文庫での登場、書き下ろしって所ですねえ。

ハードカバーは詠み終わって寝る時に布団の下に片付けると起きたら肩凝るんです(入れるなそんな所に)。
ハードカバーは布団の下に片付けられないんです(片付けるなそんな所に)。
しまいにはハードカバーだらけになって、布団で寝ようとしても全然休めないと言う状況にある時期なっていました(だから片付けるなそんな所に)。

まあ、何が言いたいかと言うと、先生は追いかけるのにハードルがどんどん上がってしまったので(主に寝床問題と本置く場所がいい加減文庫じゃないとなくなったと言う)、原点回帰で文庫に来てくださったのがすごく嬉しかったんです。

まあ、前書きはどうでもいいので、感想行きましょう。
おー。



劇って言うと、私が子供の頃、母が宝塚好きで舞台好きだったので、よく色々見ていました。
当時それがすごく面白かったので(「アニー」とか「大草原の小さな家」とか「アンネの日記」とか見に行きました)、自分でもまた見てみたいなあと思って舞台の値段を調べてぶっ飛びました。
舞台って、映画の倍以上、チケットの値が張るんですよね。ある程度生活安定している人ならともかく、安給料の人間には手出しできるものではありませんでした。

で、話は物語へ。
小劇団シアター・フラッグは、未曾有の危機に陥っていました。
劇団分裂に伴い、辞める制作担当の子に、赤字300万円を返さないといけなくなりました。
シアター・フラッグはカツカツの赤字劇団で、300万円なんて大金をいきなりポンと出す事はできませんでした。
泣きながら劇団主催、春川巧が駆け込んだのは、兄(会社の一般社員)春川司の所でした。
司が泣きつく弟、巧。及びシアター・フラッグに叩きつけたのは。

「2年以内に300万円返せ。舞台の収益以外の金は受け付けない。それが無理なら劇団潰せ」

血も涙もない条件でした。

かくして、小劇団が一念発起して、次の舞台の興行収入黒字を目指すのですが……。

読みながら、「ああ、面白い!」と思いました。
血も涙もないと思わせながら実はものすごいブラコンな司に、甘えっ子で一見ただのヘタレなのに舞台が関わった途端男前に早変わりする巧、劇団分裂の発端を作ってしまった自分の殻を破るために舞台に立つ事を決めた声優の千歳の3人を中心に、シアター・フラッグの面々の面白い事面白い事。
とにかく舞台に関わっている人達の熱や事情、悩み、挫折、恋心。全てがぶつかり合っていく様が面白いです。
黒字獲得のために走り回る様も、興行中のトラブル解決も、喧嘩しても仲直りしようと躍起になる姿も……。

個人的に、人間関係をこの話の中であっさり完結させない所が1番よかったです。
そうだよー、戦場じゃないんだから、「好きだー」「私もー」では成立しないよ、実際の恋愛なんて。
全員片思い状態が読みながらによによしました。

できれば、巧の暗い過去や千歳の仕事仲間も出て来ないかなあと思いつつ、次の話出ないかなと思います。
姫つつじ | プレビュー | comments(0) | trackbacks(0) |
コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://3241.someiyosino.fool.jp/trackback/1300232
トラックバック