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物語っておいしそう
“文学少女”と死にたがりの道化 (ファミ通文庫)
“文学少女”と死にたがりの道化 (ファミ通文庫)
野村 美月

ずーっと気にしていて、たまたま本屋で(今時珍しい立ち読みできる本屋ですぜ)見つけて、読んでいたら気付けば全部読み終わり、何というかもったいなくなり、買ってきた次第でございます。

映画化するって言うのは最近知りました。映画化……。個人的に映像は問題なさそうだけど、話が哲学的になりすぎないといいなあと思いました。どんなに心に重たいものを持っていても、それで何でもかんでも哲学するべきじゃないと思うのです……。

まあそんな訳で感想行ってみよう。
オー。
(ちらりと積ん読を見た。目を逸らしたようだ←オイ)

語り手の井上心葉には、人には語れない過去がありました。
つい女の子の名前で面白半分に書いた小説が某小説大賞を取り、一躍美少女小説家としてデビューしてしまったと言う。
彼はこの事件に色々懲り、地味で目立たない、平凡な人生を送りたいと心から願うようになったが、高校に入って、本を「食べる程好き」な文学少女、天野遠子に見初められ、部員数一桁の文芸部に入部し、彼女の「おやつ」になる小説を書く毎日を送る事となったのでした。
そして、さらに「おやつ」を求めた彼女は、ラブレターの代筆をするポストを設置、それに乗せられ、早速やってきた後輩、竹田千愛のラブレターの代筆を渋々心葉がする事となったのでした……。

一見すると学園ほのぼのコメディーですが、あなたの学園生活を思い出して下さい。恋とか学業とか部活とか、悩んでませんでしたか? 人間関係に疲れてませんでしたか?
この話で語られる学園生活は、決してほのぼのだけではありません。
この話の下敷きに敷かれている小説は

斜陽・人間失格・桜桃・走れメロス 外七篇 (文春文庫)
斜陽・人間失格・桜桃・走れメロス 外七篇 (文春文庫)
太宰 治

こちら。
「人間失格」です。
個人的に高校時代読んでの感想は「息苦しい」でした。
これ読んだ時はもう読むのが辛くて途中で放棄しましたね。今読んだらどうかなあ。
自分は人として駄目な気がする。人として軸がぶれている気がする。人ではない気がする。
自分のアイデンティティをグルグルグルグル悩む人。
この世は地獄と絶望し、苦しさのあまりに自殺をする。

でも、太宰治ってそれだけの人じゃないですよねえ? 「人間失格」が最後の作品だからって(最近は小畑健さんが表紙描いて有名ですね)自伝的小説だからって。
「走れメロス」は原作読みました。熱い男の友情だなあと思いました。簡潔な文は読みやすいです(私は国語の教科書が最初だったけど、今は道徳の授業で読むものなのかしら? 教科書事情には疎いのだけど)。
ちなみに私、太宰治と芥川龍之介を混ぜているので、探してみたら結構読んでませんでした(オイ)。「トロッコ」も「羅生門」も「蜘蛛の糸」も芥川だった! 絶望した!(何)

閑話休題。
「人間失格」により引き起こされた事件は、何とか解決しても、心葉にはまだ心のトゲが存在しました。彼が名乗っていた美少女小説家のペンネーム「井上ミウ」。そのミウのモデルらしい美雨と言う少女が彼の前で屋上から飛び降りたらしいのです。彼の抱える心のトゲは、物語中で解けるのでしょうか?

個人的に遠子先輩の小説評がおいしそうで仕方なかったです。
彼女は何故小説はおろか書いたものをバリバリ食べるのかは謎ですが、それ以外は(つまり普通の食事も)味がしないのも何でだろうなあとは思いますがそれはさておき。
小説をおかしに例えたりトリュフに例えたり、直筆原稿を食べたいと言ったり心葉が書く小説をまずくてもちゃんと全部平らげたり……。書いたものが物凄く読みたくなります。
恥ずかしながら、あまり古典に触れる機会がなかったので、古典を読みたいなあと思いました。

さあ、もう完結してるから、隙を見てこそこそ集めますかね。
本はやはり定期的に読まないといけない。昔ほど体力ないけど、本は栄養だ。バランスメイトだ。摂らないと駄目だ。
姫つつじ | プレビュー | comments(0) | trackbacks(0) |
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